目視点検・打音点検

打音ハンマー・クラックスケール

 構造物を打音ハンマーで叩き、その音でコンクリートの浮きや剥離の箇所を発見する検査のことです。叩く場所は、トンネルの内部や外部のコンクリート全面で、一定の間隔で叩いて検査します。壁面に浮きや剥離を発見した場合は、叩き落とし、もしくは応急処置を行い、その箇所が一目で判るようにチョーキングをいたします。
 目視点検とは、構造物を実際に見て、ひび割れや浮きなど、変状の進行度合いや、新たに発生した変状がないかを確認する点検です。目視と同時に打音ハンマーを使っての点検を行います。

ドリル・中性化、塩分採取試験

中性化試験

試験箇所にモルタルあるいはタイルが貼ってある場合は、あらかじめ、それらを
剥がし、コンクリート面を露出させる。 試験紙は、ろ紙に噴霧器等を用いて試験液(1%フェノールフタレインエタノール溶液)を噴霧し吸収させる。
電動ドリルをコンクリート壁面・柱・梁などの側面に直角に保持し、ゆっくり削孔する。他の技術者は、削孔開始前に、試験紙を削孔粉が落下する位置に保持し、落下した削孔粉が試験紙の一部分に集積しないように試験紙をゆっくり回転させる。
ドリルの刃を孔から抜き取り、ノギスのデプスバーと本尺の端部を用いて孔の深
さを㎜単位で小数点以下一桁まで測定し、中性化深さとする。
試験する箇所は依頼者と協議して定めるが、特定箇所の中性化深さを求める場合
は、相互に 3cm 程度離れた削孔 5 箇所について試験を行い、最小値と最大値を
除く 3 箇所の平均値を中性化深さとする。

電磁波レーダ機器 

RCレーダ・鉄筋探査機

コンクリートや構造物の非破壊探査!コンクリート構造物内などの鉄筋・配管・空洞等の位置と深さを正確に探査可能な一体型電磁波レーダ方式の内部探査機器(鉄筋探査機)などを取り扱っております。コア抜き、アンカー打ち、ハツリ工事などの前に、探査・調査を行う為に利用されております。

コアボーリング試験 

コアマシン・コアビット

コンクリートの圧縮強度は、鉄筋コンクリート造建築物の耐震性能を 推定する上での重要な要因であり、当該建築物について慎重な調査を 行って確認します。

調査方法は、原則としてコア圧縮試験によるもの とし、建築物の各階任意の3箇所以上で採取したコア(テストピース) によって圧縮試験を行い、試験結果から得られる圧縮強度が 、 全箇所において13.5N/㎟以上の大きさとなることを確認します。

右記写真はコアボーリング法によるコア(テストピース)採取状況の 写真です。粉塵の問題もなく綺麗に穿孔していきます。

硬度反発測定試験

シュミットハンマー

・内蔵されているハンマーが、バネの力でコンクリート表面を打撃し、その反発度(R値)を強度推定式に代入し 、 圧縮強度を推定。
・圧縮強度を推定する上で影響する因子として、コンクリートの配合・材料・養生・含湿・表面状態・方向などが あり、これらを補正することにより精度を向上させることができる